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書籍名: |
ピラネージと「カンプス・マルティウス」
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著者名: |
桐敷真次郎/岡田哲史 |
発行所: |
本の友社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
220 |
価格 : | 在庫なしのため未定 (入荷後状態によって価格設定を行います) |
発行年月: |
1993.06 |
商品コード: |
93842968 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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低額古書 |
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18世紀イタリアの建築家、銅版画家ピラネージが出版した建築史上の問題作、「古代ローマのカンプス・マルティウス(イル・カンポ・マルツィオ)」と付属の巨大図「イクノグラフィア」。詳細な解説と120点を超える豊富な図版で、その梗概を紹介。同書の図版もすべて収録。建築家であり、芸術家としての非凡な才能を兼ね備えた考古学者でもあったG.B.ピラネージが、カンプス・マルティウス(ローマ市民兵の練兵場)を空想的に復元した図版集II Campo Marzio dell' Antica Romaの解説書。考古学的な古代ローマ遺跡地図の作成からスタートしながら、突如図面中の建築物ほとんどすべてに自由奔放な想像力を駆使して、考え得る限りのありとあらゆる平面計画のヴァリエーションを展開していったというその図面集は、ピラネージの頂点を飾る傑作といわれている。 ■目次 ・ピラネージの銅版画と建築におけるマニエリスム・バロックの伝統と古代崇拝・幻想的ロマン主義の結合 桐敷真次郎 1 ピラネージの建築修行とヴェドゥータ画の隆盛/2 最初のローマ時代とヴェドゥータ画家への転身/3 ヴェネツィアへの退却と「牢獄の幻想的デザイン」/3 ヴェネツィアへの帰還と「ローマ風景」「ローマの古代遺跡」の成功/5 ギリシァ・ローマ建築様式論争/6 「カンプス・マルティウス」/7 ラテラーノ大聖堂祭壇とマルタ騎士団本部の設計/8 ピラネージの挫折とヴィンケルマンの最期/9 晩年のピラネージと「様々な装飾法」/ピラネージ没後の出版物とピラネージ銅版の運命/ピラネージの影響力/参考文献 ・古代ローマのカンプス・マルティウスと建築家ピラネージの考古学活動-解説「カンプス・マルティウス」 岡田哲史 はじめに 第1部 「カンプス・マルティウス」の出版経緯 1 ヴェネツィアのピラネージ/2 ローマ最初の印象/3 ローマ考古学への誘い/4 「ローマ古代遺跡」/5 ロバート・アダムと「「カンプス・マルティウス」 第2部 「カンプス・マルティウス」の内容解説 1 「カンプス・マルティウス」の構成/2 序文の概説/3 考古学者ピラネージの苦悩/4 テクストの俯瞰/5 図版の解説/6 建築家ピラネージと「イクノグラフィア」/7 「カンプス・マルティウス」後代への影響 おわりに 註 ・「古代ローマのカンプス・マルティウス」図版
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