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N+school Vol.2『現代建築論 gravity 0→1:スーパーフラットの彼方に』
2001年02月17日

〈N+School two〉「現代建築論 gravity 0→1:スーパーフラットの彼方に」は、建築史家五十嵐太郎氏を招いて行われた。今多方面で大活躍されている氏の新刊『終わりの建築/始まりの建築−ポスト・ラディカリズムの建築と言説』の最後の章を引き継ぐ形で、今日の日本の建築状況について最新の批評を聞く場となった。
内容は大きく分けて3つ、スーパーフラット論、アプロプリエイトする若手建築家論、西澤立衛論であった。スライドを交えた氏の話に続いて、美術評論家の小倉正史氏も交え、小人数のメリットを生かした活発な意見交換が行われた。
(コーディネーター今村創平)







■五十嵐太郎(TARO IGARASHI)
1967年パリ生まれ/1997年東京大学大学院博士課程単位取得退学/現在、芝浦工業大学・明治学院大学非常勤講師、東京理科大学非常勤嘱託
『10+1』にて現代建築論を、『武蔵野美術』にて近代宗教建築論を連載中の他、インターネットマガジン『nmp』にて映画評を担当。編著に『20世紀建築研究』(INAX出版)、『エヴァンゲリオン快楽原則』(第三書館)、共著に『磯崎新の革命遊戯』(TOTO出版)、『ジュゼッペ・テラーニ』(INAX出版)、『デジタル小津安二郎』(東京大学総合研究博物館)、『エヴァンゲリオン・スタイル』(第三書館)など。