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N+school Vol.3『AAスクールでのユニット活動を通して−建築を考える』
2001年04月14日

〈N+School three〉は、今年より新しくロンドンのAAスクールのユニットマスターとなった星野拓郎氏を招いて行われた。多くの才能ある建築家を輩出してきたAAの知的な議論は、同校のレクチャーホールとバーとブックショップから生まれたと言われている。N+もそうした建築のアクティブな場となることを目指す中で、AAで今もっとも元気のあるユニットを率いる同氏の話を聞く機会は、まさにタイムリーなものであった。
レクチャーは氏のユニット・ワンのHP(下記AAスクールHPよりリンクされている)を中心に進められ、社会の中で集団として建築を考えること、行動の価値(value)の基準と倫理の関係、生物学的強さ、などなど多岐に渡り、後半は参加者も含めた活発な議論が行われた。
(コーディネーター今村創平)





■星野拓郎(Takuro Hoshino)
日本の大学の建築学科を卒業し6年間実務をつむ。12年ほど前にイギリスに渡り、AA ディプロマを収得。その後ラウール・ブンショウテンの主催するコーラを経て、昨年9月より、AAschool ディプロマ・ユニット・ワンのユニットマスター。またアムステル大学にて、General Ontology Distribution systems について博士論文執筆中。