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Toh Shimazaki Architecture Forum 2010/東京— ワークショップ
2010年04月13日-2010年04月24日

建築をデザインする行程は、とても長くそして複雑なもの。
クライアントや敷地との出会いから施行された建物が使われていく中で、建築家とプロジェクトとの関係は留まることなく続いていく。建築は、この行程が複雑に糸を織るように合わされてできるファブリック。Toh Shimazaki Architecture (t-sa) Forumは、この「織り合わせる」という原意をもつ「Context」をメインテーマに、ロンドンの建築事務所Toh Shimazaki Architectureが実務と学術的研究の融合を目指して主催している建築ワークショップ。2006年から毎年、様々な国から参加する学生たちとロンドンで開催してきたt-sa forumを今春初めて東京にて行いました。
刻々と変化を遂げる現代社会。構造というものが建築にとって不可欠であるように、めまぐるしく変わる需要に順応していくデザインの手法(システム)も重要になってくるのではないか。今回のワークショップでは、この順応性のあるシステム「Adaptable Systems」に注目し、東京神保町の南洋堂書店をクライアントと設定してデザインを展開。
イギリス•日本•オランダ•南アフリカ•メキシコなどから集まった16人の学生たちが、クラフトワークショップや建築事務所訪問などを通して2週間かけて制作した作品の数々を、敷地となった南洋堂に散りばめました。