logo

「台湾都市の解剖学〜私のフィールドワークから〜」
2009年07月25日

■概要
N+school vol.13では明治大学の青井哲人さんをお迎えしてレクチャーを行います。主にアジア都市史・住居史、植民都市・建築を研究対象とされ、実地調査なども積極的に行っておられます。今回は台湾の都市におけるフィールド・ワークを中心に、ご自身の活動を語っていただきます。どうぞ、皆様のご参加をお待ちしています。
■内容
都市に偏在するミクロな痕跡の数々は何を物語るのか。それは例えばマクロな時空間の鳥瞰図へと私たちの想像力を誘う。華南(中国東南海岸地域)の人々の移民都市の土着化。その上に重ねられる日本の植民都市。さらに戦後の国民党支配による上書き。では、こうしたレイヤー状の切断にもかかわらず持続するものは何か。アノニマスな営みと権力との相克としてだけでは語りきれない都市の驚くべき動的ホメオスタシスなのかもしれない。毛細血管のような路地ネットをチャリンコで走り回り、廟の亭下に地籍図を拡げ、おっちゃんたちの証言に驚き、・・・私たち(主に夫婦)のフィールドワークがどんなスタイルで台湾都市を解剖しているか、ご紹介したい。


■日程
2009年7月25日(土)19:30〜21:00(開場19:20)
■会場:南洋堂書店1、2階
■定員:30名(事前申込制)
■会費: 無料
■申込方法
参加ご希望の方は、氏名、所属、参加人数を記載の上、
件名を「N+スクールvol.13参加申込み」として、
メールにてお申込み下さい。
info@nanyodo.co.jp






青井哲人[あおい・あきひと]
明治大学理工学部建築学科・理工学研究科建築学専攻/建築史・建築論研究室主宰
京都大学博士課程中退後、神戸芸術工科大学助手、日本学術振興会特別研究員、人間環境大学助教授(准教授)を経て、2008年4月より明治大学准教授。博士(工学)。主な著作に「植民地神社と帝国日本(吉川弘文館)」、「彰化 一九〇六年(acetate012)」。