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N+school Vol.5『若き構造エンジニアたちの関心事』
2001年09月22日

世界一のエンジニアリング集団オブアラップの若き精鋭に、構造設計の最前線について解説してもらいます。
9月22日(土)7:00PMより開始します。参加希望の方は、telにてお問い合わせください。(入場無料)
03-3291-1338南洋堂 平賀まで。
■小栗 新 Arup の紹介 + 最近のプロジェクト
■与那嶺 仁志 膜構造+手作り空間のすすめ
■城所 竜太 構造設計実務での 3Dモデリング
■今村創平(N+school コーディネーター)
このところ建物を作るのにネガティヴな風潮があります。公共事業=悪といった図式で語られることがよくあり、またサステイナブルな時代傾向の中で、建築物を作ることは反社会的とも受取れれかねません。しかしものを作る、特に社会がその英知を結集して建物を作るということは、人の営みのごく根源的なものでしょう。ものを作るということの基本に度々立ち返る必要があるのではないでしょうか。

また最近ほど建築を設計するのにテーマが見つからない時期というのも戦後なかったと思われます。しかし、こうした状況の中で、優れた構造エンジニアと組んだ建築プロジェクトが魅力的に見えるのはどうしてでしょうか。

オブアラップは、巨大な技術者集団ですが、その組織のあり方はヒエラルキーで構築されたものというよりも、インディペンデントな技術者の集まりであり、彼らがプロジェクトごとにチームを作ってことにあたるという話をよく聞きます。それは、集団で仕事をする建築という分野の中で、クリエイティブでありつづけるという、一種理想の状態に思えます。どうしてその様なことが可能なのでしょうか。

その他、参加する皆さんが日頃、構造等に関して考えていることを、自由に討論できる場に出来ればと思います。皆さんの参加をお待ちしています。



小栗 新(おぐりあらた)
1966年 愛知県生まれ
1989年 東京大学工学部建築学科卒業
1991年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了
1991〜94年 Ove Arup & Partners ロンドン本社
1994年〜現在 Ove Arup & Partners Japan Limited
2001年4月〜 同社 Senior Associate