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『山田脩二×内藤廣』 写真×建築
2006年12月18日-2007年01月20日

当展では時間と地形との共生をめざす内藤廣の建築を60、 70年代に異色の建築写真家として活躍し、現在淡路瓦師として活躍する山田脩二が撮り下ろしました。
石州瓦を使った「島根県芸術文化センター」、「住居No.1共生住居(自邸)」などの写真を多数展示します。
開館時間=11:00-19:00
(日曜・祝日および12/29-1/4休館)
入場無料
主催:建築思潮研究所、建築資料研究社、
    内藤廣建築設計事務所、南洋堂書店






■山田脩二
1939年、兵庫県武庫郡鳴尾村(西宮市甲子園)に生まれる。
1960年、桑沢デザイン研究所を修了後凸版印刷に入社。
1961年、凸版印刷アイデアセンター写真部に移籍し、1962年に退社。
1965年、雑誌『SD(スペース・デザイン)』(鹿島出版会)創刊号からカメラマンとして参加。
1976年、個展「風景・にほん村」(ミノルタフォトスペース)開催。
1979年、個展「日本村1969-79」(ミノルタフォトスペース)を開催し、同時に写真集『山田脩二/日本村1969-79』(三省堂)を出版。
1981年、個展「都市―東京・ニューヨーク・上海」(ミノルタフォトスペース・東京)開催。
1982年、新春に「写真家終止符宣言」を友人知人に送る。瓦工場の臨時見習の淡路瓦師(カワラマン)になり、現場で2年間修行を積む。
1984年、瓦工場を辞し"フリーカワラマン"になる。5月、「山田脩二淡路かわら房」を主宰・設立。
1991年、「瓦による創作活動」により第16回吉田五十八賞特別賞を受賞。2月、京都府大江町の「鬼師サミット'91大江山宣言」をプロデュースし、「日本鬼師の会」を立ち上げる。
1992年、第26回「SDA特別賞」(財団法人・日本産業デザイン振興会会長賞)を受賞。
1995年、『カメラマンからカワラマンへ』(筑摩書房)出版。
1999年、「山田脩二―写真・瓦・スミ三昧―」展(西淡町立滝川記念美術館玉青館)開催。
2000年、「グッドデザイン中小企業長官特別賞」受賞。
2001年、『瓦』(共著:小林章男・山田脩二、淡交社)出版。2002年、第26回井植文化賞受賞。「青海波ピラミッド」(緑の道しるべ・甍公園モニュメント、淡路島)を制作。
2003年、第26回日本文化デザイン大賞受賞(主催=日本文化フォーラム)。
2005年、山田脩二×内藤まろ「日本村ネクスト」展(ギャラリールデコ、東京)開催。
2006年2月、個展「山田脩二の軌跡―写真、瓦、炭…」展(兵庫県立美術館)開催。
■内藤廣
1950  神奈川県横浜生まれ
1974  早稲田大学理工学部建築学科卒業
1974-76  早稲田大学大学院にて吉阪隆正に師事、修士課程修了
1976-78  フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所勤務(マドリッド/スペイン)
1979-81  菊竹清訓建築設計事務所勤務
1981 内藤廣建築設計事務所設立
2001-02  東京大学大学院工学系研究科社会基盤学助教授(景観研究室)
2003-  東京大学大学院工学系研究科社会基盤学教授(景観研究室)