建築家やSF作家たちが描く未来都市は、どのような変遷を遂げてきたのか。本書では、建築家による未来都市について五十嵐太郎が、フィクションにおける未来都市について磯達雄が執筆。ひとつのテーマを、リアルとフィクションの両面から考察。大阪万博へと至る1950〜60年代の未来都市への関心の盛り上がり、東京をめぐる未来都市のヴィジョン、ルネサンス期から近代・現代へと至るユートピア、コンピュータの発達による未来都市像の変貌、そして、大阪万博と対照的な形で、愛知万博について論じる。
■目次 ・はじめに 磯達雄 ・第1章 大阪万博と1960年代 五十嵐太郎 ・第2章 未来のふたつの顔 磯達雄 ・第3章 東京をめぐる想像力 五十嵐太郎 ・第4章 未来都市としての東京 磯達雄 ・第5章 近代ユートピアの系譜 五十嵐太郎 ・第6章 ユートピアから科学へ 磯達雄 ・第7章 アジアとコンピュータ 五十嵐太郎 ・第8章 サイバースペースの彼方へ 磯達雄 ・第9章 21世紀のヴィジョンと愛知万博 五十嵐太郎 ・おわりに 磯達雄
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